大垣クリニック

切れ痔(裂肛)について

便秘により便が硬くなり、それが肛門を傷つけることでできた裂傷が切れ痔です。日本では、痔の約3割が切れ痔と言われており、便秘になりやすい女性に多い疾患です。

切れ痔(裂肛)について

切れ痔(裂肛)について 切れ痔(裂肛)は進行して傷が深くなると肛門括約筋が痙攣(けいれん)しやすくなり、痛みも強くなります。この状態が続いて肛門が狭くなってしまうことで便秘になり、硬い便が原因で再度切れてしまうという悪循環が起こりやすくなります。 切れ痔(裂肛)は裂傷ですが、慢性化すると潰瘍(かいよう)化してしまいます。また、裂傷に便が入り込むなどして化膿し、痔瘻になるケースもあります。患部周辺にポリープ(肛門ポリープ)や見張り疣(いぼ)ができる場合もありますので、早めに治療を受けましょう。

切れ痔の症状

主な症状は、裂傷により発生する排便時の出血と痛みです。排便時の症状が強いのですが、排便時以外でも痛みを感じるケースもあります。また裂肛が慢性化すると肛門にポリープ(肛門ポリープ)や見張り疣が出来たり、肛門が狭くなって便が細くなる場合があります。

切れ痔の治療

基本的には、裂傷を治すための軟膏を注入することで治療していきます。裂肛は治りにくいため、1週間~月単位で軟膏治療を行うケースもよくあります。括約筋の緊張が強すぎる場合には、美容整形で用いるボトックス注射で筋肉を弛緩させることも可能です。
切れ痔(裂肛)の症状が進んでいる場合、軟膏などの治療では効果が出にくいため、手術をおすすめする場合もあります。たとえば、ポリープでしたら切除が可能ですし、肛門狭窄(こうもんきょうさく)といって肛門がすぼまり狭くなってしまっている場合には遊離皮膚弁移植手術が可能です。

切れ痔(裂肛)を予防するために

便秘にならないように心がけることがとにかく重要です。水分をたっぷり摂って、繊維をたっぷり含んだ食事を心がけ、それでも解消できない場合にはお薬を使って便を軟らかくします。