大垣クリニック

痔瘻(あな痔)の日帰り手術

できるだけダメージの少ない痔瘻の日帰り手術を行っています。

痔瘻(あな痔)の日帰り手術

基本的にほとんどの痔は良性疾患ですが、痔瘻だけは最終的に痔瘻がんになる可能性があります。慢性的な炎症が、やがて痔瘻がんへとつながってしまうことがあります。そのため、痔瘻であるという診断が出たら、できるだけ早く治療を受ける必要があります。

痔瘻手術の種類

痔瘻は、括約筋という筋肉の中に、炎症によって道のような瘻管が埋もれている状態ですので、治療ではこの瘻管を切除し、再び細菌が括約筋の中に入り込まないようにする必要があります。

瘻管をどのように切除するかによって4つの治療法がありますが、それぞれ機能温存性や根治性、手術後のコントロールなどに違いがあります。

シートン法

切開開放術式の変法と言える治療法です。一気に筋肉を切開せず、瘻管の中に輪ゴムを挿入し、数週間ごとに、輪ゴムを絞めこんでいく「増し絞め」を行います。絞めこんだ分だけ、瘻管と括約筋がともに切開されます。その後も数週間経過したところで更に輪ゴムを増し絞めします。すると新たに瘻管と筋肉がゆっくり切れていきますが、先に切開した筋肉は癒合し治癒していきます。 切開と治癒が同時並行で進み、再発が少ない方法です。